京都二條園2077

かぐや姫以来、初?の京都のSF小説。2077年を舞台にした京ことばによる奇想天外なストーリー。毎週火曜日更新!!はじめてお越し頂いた方は、「第一章・第一話 その1」からお楽しみ下さい。
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第一章・第六話 その2「君も宇宙船で働いてみないか」て?

 近所に住む輝斗のもう一人の叔母である京斗(京子・京太郎の妹でミヤコの姉)が駆け付けたようです。

「こんばんは~。
いやー、武士兄さん、お久しぶりどす。京太郎兄ちゃんも元気そうで...。」

 その声を聞き付けたミヤコが顔を出し、
「京斗姉ちゃん、いらっしゃい。ええタイミングやわ。
さ、みなさんも用意できましたんで奥へどうぞ。つもる話は、食べながらにしまひょ」
と、奥の間へと案内しました。

 久しぶりに顔を合わせた二條家一同。めいめいの席についた後、
「ホナ、よばれまひょか?」
と、ミヤコが音頭をとり、一同は一斉に「いただきます」お箸を手にしました。昔の二條家ではごくあたり前だった大家族での食事の風景がよみがえったようです。

 実際のところ女性陣は、食べるのもそっちのけで、よもやま話に花を咲かせています。京子と京斗、ミヤコの三姉妹にミヒル(もともと京斗とミヒルは同級生で親友でしたので、まるで四姉妹のようでした)が加わり、とても賑やかで、笑い声が絶えない楽しいひとときでした。

 そんな中、武士会長がなにかを思い出したようです。
「オウ...。エニウエイ、輝斗クン。
今日、新聞に求人広告を申し込んでおいたから、さっそく明日から面接にかかってもらおう」

 一応武士会長の言葉を聞いてはいるものの、手にした胡麻豆腐に目を細め、じっくり堪能している様子の輝斗は、ゆっくりとお箸を置き、返事をしました。
「新聞に求人広告て...。何の求人どす?」
京太郎あきれたように笑いながら
「宇宙船のクルーに決まったるがな」
と、言いました。

「ええ~? クルーて、ワシが面接せんならんのか?」
「せや、これからお前が、宇宙に商売しに行くんやからな。
そやけど、宇宙での生活を共にする『家族』ともいえるクルーや。
よーよー吟味して考えんとアカンで」
と、言いながら、カブラ蒸しをほおばる京太郎。

「は?。そやけど、新聞の求人で集めた『ど素人』みたいなモンが宇宙行って、どもあらへんのかいな?」
またしても、ややこしい話になりそうな雲行きでした。
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