京都二條園2077

かぐや姫以来、初?の京都のSF小説。2077年を舞台にした京ことばによる奇想天外なストーリー。毎週火曜日更新!!はじめてお越し頂いた方は、「第一章・第一話 その1」からお楽しみ下さい。
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第一章・第五話 その5「宇宙船でお茶の配達?」 はぁ~??????

「ワシやない! わしゃあんなモン知らん」
自分の姿が映像に流れているのを目の前にしながら、あくまでも自分ではないと言い切る輝斗に、
「さっきの映像は2078年8月、来年の夏に送信されたモンや。
お前はな、これからこれに乗るんや。」
と京太郎はなかばあきれたように言いました。

「ふぅ...。」
輝斗はため息をひとつついて
「ちゅー事はやで、ちょー待ってや。
ワシはこれからあの宇宙船に乗って...。ほんで来年、宇宙からデータを送信する...。そのデータが大昔に受信されてて、それを今、ワシが見てる...ちゅーこっちゃろ?
んあ~、んなアホな! ...そやけどワシ、この宇宙船で何してんにゃ?」

 一応、あらかたは理解しているようです。確かに自分の未来だという映像をいきなり見せられて、すぐに受け入れる事ができる人などそうそういるもんではないでしょう。先ほどの子供のような態度も仕方がないと言えます。

「輝斗くん、今日の君の行動は、まさにブリーリアント。グレートじゃよぉ~
実は、君の船長たる人間資質を見る試験として『770トンのお茶を、即座に集めよ』という課題を、ミーが出したという訳じゃ。ふっふっふっ。」

「あぁぁぁ~っ、」
と声をあげる輝斗に会長が
「つまり、君の人望が試された訳じゃな...。うははははっ
そして輝斗君!、ユーは、見事それをパスしたのじゃ~。
さぁ、行くのじゃ輝斗くぅ~ん!。宇宙にお茶を配達するのじゃ~。」

「くはぁぁっ~。宇宙にお茶ぁ~?。
んん~っ! な770トン。」
今朝からの大騒動がまさかこんな展開になるとは...。
 輝斗は額に手を当て『あいたぁ~、こりゃしてやられた』というように上を見上げておりました。

 その時、唐突に村田くんが大きく右手を上げ、
「宇宙は、京都のお茶を待っている!」
高らかに声を上げました。

 その奇怪な村田くんの様子をちらりと横目で見て見ぬふりをしていた輝斗は、京太郎の耳もとで囁きました。
「...。
なぁ、お父ちゃん。ところでこの村田くんてけったいなやっちゃなぁ。
...いったい何モンなんや?」
「ん? 村田くんか? 村田くんは、アンドロイドや。」

「はぁ?」
『お父ちゃんまでけったいな事ゆーてカラに...。
『アンドロイド』てどーゆーこっちゃ...?』
輝斗にはますます理解できない展開になりそうでした。
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